実家が空き家になったら、最初に確認したい6つのこと

 




親が施設に入ったり
亡くなったりして
実家に誰も住まなくなることがあります。

そんなとき

「荷物を片付けないと」
「売るかどうか決めないと」
「とりあえず、そのままでも大丈夫かな」

いろいろなことが頭に浮かぶと思います。



でも、
空き家になったからといって
すぐに売る・貸すを決める必要はありません。


まず大切なのは
今の状態を確認することです。



今回は、
親の実家が空き家になったとき
最初に確認しておきたいことを
6つに整理します。



1.家の鍵は、誰が持っていますか?

最初に確認したいのが
意外と見落としやすい「鍵」です。

親本人しか
鍵を持っていなかったり

兄弟それぞれが
合鍵を持っていたりすることがあります。

まずは、

・ 誰が鍵を持っているのか
・合鍵は何本あるのか
・ 玄関以外の勝手口や倉庫の鍵はどこにあるのか

を確認しておきましょう。


しばらく
空き家にするのであれば

郵便受けや
庭の様子を見るために

誰かが定期的に家へ行くことになります。

「必要なときに家へ入れない」
こんな状態にしないことが最初の一歩です。



2.電気・水道・ガスはどうなっていますか?

誰も住まなくなると
「使わないなら、全部止めてしまおう」
と思うかもしれません。


ただ、
すぐにすべてを
止めればよいとは限りません。


家の片付けをするときには
電気が必要ですし
水道を使うこともあります。

また、
しばらく家を残す場合には
定期的な換気や
通水なども考える必要があります。


国土交通省も
空き家を所有し続ける場合には

建物の点検だけでなく
換気・通水・清掃などを
定期的に行うことが重要だとしています。

契約を止める前に
これから家を
どう管理するのかを
考えてから決めると安心です。



3.家や庭に傷んでいるところはありませんか?

次に、一度家の周りを
ゆっくり見てみてください。

たとえば、

「雨漏りしていないか」
「瓦や外壁が傷んでいないか」

「ブロック塀にひび割れはないか」
「庭木が隣の家にはみ出していないか」

「窓や玄関の鍵が壊れていないか」

などです。

人が住まなくなる
家の変化に気づく人が
いなくなります。


空き家は
放置期間が長くなるほど
老朽化や損傷が進み

売却や賃貸が
難しくなる場合があります。


すぐに修理するかどうかは別として

まず「今どんな状態なのか」
知っておくことが大切です。



4.大切な書類は残っていませんか?

実家を片付け始めると
大量の書類が
出てくることがあります。

古い書類だからと
最初から
どんどん捨ててしまうのは
少し待ってください。


たとえば、
・ 土地や建物に関する書類
・ 固定資産税の通知書

・ 売買契約書
・ 測量図

・ 建築したときの図面
・ 賃貸している土地や駐車場などの契約書

などが残っていることがあります。


こうした書類は
あとから不動産の状況を
調べるときに役立ちます。



「必要か分からない書類」は
判断できるまで一か所にまとめて残しておく。

これだけでも十分です。




5.これから毎年かかるお金を確認する

誰も住んでいなくても
不動産を持っているだけで
費用はかかります。

代表的なのが
固定資産税です。


それ以外にも
・庭木の手入れ
・建物の修繕

・火災保険(空き家になると保険に加入できなくなる場合があるので要注意です)

定期的に
見に行くための費用など

少しずつ負担が
発生することがあります。

一つひとつは
それほど大きくなくても
5年、10年と続けば
金額は変わってきます。


そのため
「今すぐ売るか」ではなく

「この家を持ち続けると
どのくらい負担があるのか」

を知っておくことも
これからを考える
大切な判断材料になります。



6.誰が管理するのかを決めておく

最後に確認したいのが
これから誰が実家を見るのかです。

相続人が
兄弟3人いるからといって

3人が自然に
管理してくれるわけではありません。

「お兄ちゃんがやっていると思っていた」

「近くに住んでいる妹が見ていると思っていた」

そんな状態になることもあります。


誰か一人に
すべて任せなくても

たとえば

「月に一度は兄が見に行く」

「郵便物は妹が確認する」

「何かあったら兄弟のグループLINEで共有する」

といった簡単な決め方でも構いません。



大切なのは
「誰かがやるだろう」
にしないことです。



すぐに答えを出すより
まずは現状を知る。



実家が空き家になると、



「売ったほうがいいのかな」

「残したほうがいいのかな」



と、すぐに
結論を考えたくなるかもしれません。



でも、その前に
確認したいことがあります。



鍵はあるか。

建物はどんな状態か。

書類は残っているか。

毎年いくらかかるか。

そして、誰が管理するのか。



こうしたことを
一つずつ整理すると

その家を
これからどうするかも
考えやすくなります。



売る、貸す、残す。



どれが正しいということではありません。



ご家族に合った
選択をするためにも

まずは
「今どうなっているのか」
を知るところから始めてみてください。





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 代表取締役 髙山幸也 

<取得資格>
公認不動産コンサルティングマスター 相続対策診断士
宅建マイスター
CPM®(米国公認不動産経営管理士)
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
賃貸住宅メンテナンス主任者
ICA公認相続対策コンサルタント