「もっと早く聞いておけばよかった」と言われた相続相談
「もっと早く聞いておけばよかったです」 不動産の相続について ご相談を受けていると こんな言葉をいただくことがあります。 何か大きな失敗をしたから というわけではありません。 「そんな方法もあったんですね」 「先に分かっていれば 家族で話ができたかもしれない」 「相続してから 考えればいいと思っていました」 そんな意味で言われることが多いように感じます。 相続前だからできることと 相続してからでもできることがあります。 ただ、不動産については 早めに知っておくだけでも選択肢が変わることがあります。 相続してから初めて知ることがある ・親がどんな不動産を持っているのか。 ・その土地はいくらくらいの価値があるのか。 ・毎年どのくらいの費用がかかっているのか。 ・売ることができる土地なのか。 ・将来、誰が管理するのか。 親が元気なうちは こうしたことを 詳しく知らなくても生活には困りません。 だから、子ども世代が 知らないのも珍しいことではありません。 ところが相続すると それまで親が考えていたことを 今度は子どもたちが 判断しなければならなくなります。 そこで初めて 「こんな土地もあったんだ」 「この建物、かなり修繕が必要なんですね」 「兄弟で分けるのが難しい」 と気づくことがあります。 「知らなかった」ことより、考える時間がなかったこと 私がもったいないと感じるのは 知識がなかったことではありません。 「考える時間を持てなかったこと」です。 親が元気なうちなら 「この家、将来どうしたい?」 「この土地はどうするつもり?」 と、本人の考えを聞くことができます。 兄弟それぞれの考えを 聞く時間もあります。 分からないことがあれば 調べる時間もあります。 すぐに結論を出さなくても構いません。 半年でも 1年でも 家族で少しずつ考えることができます。 ところが 相続が始まってからでは 手続きなども重なり ゆっくり考えることが 難しくなる場合があります。 早く相談する=早く決める、ではない 「早めに相談した方がいいですよ」 こう言われると 「何か対策をしないといけないのかな」 「実家を売る話をされるのかな」 と思われる方もいるかもしれません。 私は そうではないと思っています。 早めに考える一番の意味は 「今すぐ答えを...