「まだ大丈夫」と思っていた実家の相談
「父はまだ元気ですし、 相続の話はもう少し先かなと思っていました」 先日ご相談に来られた奥様と娘様が、 最初にそう話してくださいました。 実は、この言葉はとてもよく聞きます。 相続の問題というと、 「亡くなったあと」の話に感じやすいものです。 そのため、 「まだ早いかな」 「今話すと縁起でもないし…」 「父が嫌がりそうで…」 と、なんとなく後回しになることがあります。 でも、不動産の相続は、 「まだ気なうち」のほうが整理しやすいことが多いです。 きっかけは「何となく不安だった」こと そのご家族は、 浜松市内にあるご実家について相談に来られました。 お父様は高齢ではあるものの、 普段は元気に生活されていました。 ただ、先日、 軽い体調不良で入院されたことをきっかけに、 「もし今後、実家をどうするか考える時が来たら…」 と、ご家族が急に不安になったそうで、 遠方にお住いの娘様と一緒に来られました。 ・実家の名義 ・実家の権利関係 ・他に土地があるのか ・固定資産税 ・将来的に誰が管理するのか などを確認しようとしたけど、 「どうやって調べたらいいのか? 家族の誰もがよく分かっていなかったんです」 と話されていました。 そんな中、 偶然にも、私のブログを 見つけていただいたとのこと。 (嬉しい!) 「その時になったら考える」が難しい理由 実際の相続では、 亡くなった直後から、 さまざまな手続きが重なります。 気持ちの整理がつかない中で、 ・不動産のこと ・相続人同士の話し合い ・片付け ・名義変更 そうした現実的な問題も動き始めます。 そのため、 「落ち着いてから考えよう」 と思っていても、 なかなか余裕が持てないことがあります。 特に不動産は、 「誰が継ぐのか」 「売るのか、残すのか」 で考え方が分かれやすく、 話し合いが止まってしまうケースも少なくありません。 いちばん良かったことは、家族で話せたこと 今回のご相談では、 すぐに「売る」「残す」を決めたわけではありません。 まずは、 ・どんな不動産があるのか ・維持費はどのくらいか ・将来的に誰が関わるのか そうしたことを整理するところから始めました。 すると、ご家族から、 「こういう話を、 元気なうちにできたのが良かったです」 という嬉...