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エコ賃貸住宅の検索機能を強化

先日、『エコな賃貸住宅 検索可能に』という見出しの新聞記事がありました。 (2015年10月12日 静岡新聞) 政府が「エコ賃貸物件」に対し、今後3年程かけて賃貸住宅情報誌や大手検索サイトで 「エコ賃貸住宅」を紹介する仕組みを業界と整備する・・・という内容です。 温室効果ガス排出量の目標達成に向けて、住まい温暖化対策の強化の意味もあります。 賃貸住宅のオーナー様にとっては省エネ機器の導入費用が高いわりに、入居者獲得のメリットを感じにくいのが難点ですが、環境省はオーナーに対し省エネ機器の導入を促すため、 現在の省エネ基準基準を超える高効率の機器を賃貸住宅に導入した場合、最大2分の1の補助金募集も始めるようです。(2016年4月~5月予定) 不動産の賃貸物件を登録する我々不動産業者にとっても、現状の大手不動産検索サイトでは、「エコ賃貸物件」を選択して検索できる機能がありませんので、ぜひ実現に向けて進めていただきたい内容です。 「エコ賃貸物件」とは、高い省エネ性能を持つ賃貸住宅の総称で、例えば・・・ ・消費電力が少ないLED照明 ・エネルギー効率の高いエアコン、給湯器 ・高断熱の窓ガラス、壁 ・太陽光パネルによる再生可能エネルギーを利用した住宅 以上のような設備で、入居者が省エネ性能を基準に物件を選び、住むときにメリットを実感できる環境を目指しています。 国内の住宅の4割は賃貸住宅が占めているため、省エネ化を勧めれば、長期にわたる温室効果ガス削減効果が期待できるようです。 賃貸物件を探す際に、「エコ住宅」とか「省エネ住宅」という選択項目があると 既に導入されている物件は、他との差別化がはっきりしますね。 現在、賃貸住宅でも太陽光パネル設備を付ける建物が増えてきましたが、 この太陽光パネルの利用について、2つのパターンがあります。 ①太陽光パネルの売電収入をオーナーの収入として、賃貸住宅の建設費返済に充当したり、共用部の電力に使用するケース。 ②太陽光パネルの売電収入を入居者の収入として、入居者自身に省エネ生活を意識してもらうことにより、入居率アップにつなげるケース。このケースの場合、使用電気料金より売電料金の方が上回り、「お小遣い収入」となっている入居者もいます。 両方

空き部屋を利用した犯罪・・・

他人のクレジットカードを使用して、ネットで商品を購入、そして マンションの空き部屋に商品を配達させて受け取る。その後商品は転売・・・ ネット通販を利用した犯罪に、マンションの空き部屋が利用されたという報道がありました。 (2015年10月14日 毎日新聞) 自分が管理している賃貸物件は大丈夫だろうか?と思い、空き部屋を確認しています。 そもそも、何故このような事件に利用されるのか。 犯人は、空き部屋の鍵が現地に保管されているケースがある・・・という事を知っていたのでしょう。 賃貸物件の管理会社など空室を自社だけでなく、同業者へも入居者を決めてもらう際、 お客様ご案内の手間を省く為に、現地に鍵を保管しているケースがあります。 鍵は暗証番号付きのキーボックスに保管されていて、お客様ご案内の際に「暗証番号」を 教わってそこから空室の鍵を取り出し、部屋を開けてご案内・・・という仕組みです。 以前は、仲介業者がお客様ご案内の度に、家主より入居募集依頼を受けた会社(管理会社など) へ、鍵を借りに行っていたのですが、その手間を省く為に現地に鍵を置き、仲介業者による物件 案内を促進する為に行なわれています。 稀に、その暗証番号を仲介業者ではなく、お客様へ直接伝え、「自分で鍵を開けて部屋を見て!」 という業者がいますが、あまり良い方法では無いと思います。この場合は、すぐに暗証番号を 変更する必要がありますね。 さて、今回の事件は、以前に不動産会社に勤務していた人がおこなったようで、 鍵の保管場所や暗証番号に関する情報を、不動産業者が使う専用サイトに不正アクセスして 情報を得ていたようです。 鍵の保管場所や暗証番号に関する情報の不動産業者専用サイトがあることを 同じ不動産業者ながら、自分は知りませんでした。 自分も、空き部屋にキーボックスを置くケースがありますが、顔を知っている同業者にのみ 暗証番号を教えるようにしています。ここまで簡略化されているとは意外でした。