「実家を売りたくない母」と、悩む娘さんの話

 


母は、『この家だけは残したい』と言うんです。


相続のご相談で
娘さんよりこのような
お話を伺うことがあります。


実家は、
ただの建物ではありません。

長年暮らしてきた場所であり
家族との思い出が詰まった場所でもあります。

そのため、
親御さんにとっては
「できれば残したい」
と思うのは、ごく自然な気持ちです。



一方で、お子さん世代は
違う立場で考えることがあります。

「将来、誰が管理するんだろう。」

「私たちは遠方に住んでいるし、住む予定もない。」

「残したい気持ちは分かるけれど、このままで大丈夫なのかな。」


親を思う気持ちがあるからこそ
簡単には答えを出せずに
悩まれる方が少なくありません。



どちらかが間違っているわけではありません


こうしたご相談では、

「残したい親」と
「現実を考える子ども」

という構図になりがちです。


でも、
お話を伺っていると
どちらも家族のことを
考えていることがよく分かります。

親御さんは、
思い出を大切にしたい。

お子さんは、
将来家族が困らないようにしたい。

目指していることは
同じ「家族のこと」なのに
立場が違うことで
考え方に違いが生まれているのです。



「売るか残すか」だけではありません

ご相談の中で、
「売るしかないですよね。」
と聞かれることがあります。

でも、不動産相続は
必ずしも「売る」「残す」の二択ではありません。


まずは、
 
・その家がどのような状態なのか。
・今後も住む予定はあるのか。
・維持費はどれくらいかかるのか。
・家族はそれぞれどう考えているのか。

そうしたことを整理していくと
新しい選択肢が見えてくることもあります。


話せるうちに話しておくことが大切です

相続の話は、
切り出しにくいものです。

「まだ元気だから。」

「縁起でもないから。」

そんな理由で
後回しになってしまうことも少なくありません。



でも、
親御さんの考えを
直接聞けるのは

親御さんが元気だからこそです。

「この家をどうしたいと思っているの?」

そんな一言から
始まる会話が

将来の安心に
つながることもあります。


正解を探すより、家族で話せることが大切


相続する予定の不動産には
ご家族ごとに事情があります。

だから、
「これが正解」という方法はありません。



私がご相談を受ける中で感じるのは

家族みんなが
同じ方向を向いていなくても

お互いの考えを
知ることが大切だということです。
 

話し合いができると
選択肢も広がります。

そして、
そのためには
不動産の状況を
整理することも欠かせません。
 

「売るか、残すか。」

その答えを急ぐ前に
まずは家族で話せる時間を
つくってみてはいかがでしょうか。


私は不動産相続の相談の場で
「すぐに結論を出さなくても大丈夫ですよ」
とお伝えすることが多いです。
 

相続は急いで答えを出すことよりも
ご家族が納得できる話し合いを
することの方が大切だと思っているからです。



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ここまで読んでいただき、有難うございました。 


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株式会社 丸浜不動コンサルティング 

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 代表取締役 髙山幸也 

<取得資格>
公認不動産コンサルティングマスター 相続対策診断士
宅建マイスター
CPM®(米国公認不動産経営管理士)
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
賃貸住宅メンテナンス主任者
ICA公認相続対策コンサルタント


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