金融機関から融資を受けるとき、
その融資を受けて安全なのかどうか?
を確かめるときは、
負債回収比率という指標を使って判断できます。
負債回収比率は、
DCR(デッドカバーレシオ)と表記されることが多いです。
購入する物件の収入で
借入金の返済を行っていけるかどうかを
数字で判断できる便利な指標です。
一般的にDCRは
1.3以上が好ましいとされていますが、
なるべくならもっと高い
(個人的には2に近いほうが)安全です。
DCR1.3という事は、
借入金の返済金額が100万円だった場合、
家賃から運営経費などを除いた
物件の純収入は130万円ということになります。
返済額より30万円多い収入があるから安心
ということです。
これは、
ひとそれぞれ投資の目標が違いますので
正解の数字はありません。
自分の投資に対する目安として
設定しておくと良いと思います。
そうすることによって、
どの融資を選んだら良いか判断できるようになります。
例えば、
DCR1.3以上を投資の目標とした場合で
家賃から運営経費などを除いた
物件の純収入が200万円だった場合
借入金の年間支払額は
153万円以内で収まる融資を選択する必要があります。
200万円÷1.3=年間支払限度額(153万円)
融資は、
借入可能金額、
金利、期間の他に、
今回お知らせした
負債回収比率(DCR)や
年間支払限度額も確認して判断しましょう。
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