なかなか入居が決まらないとき、
家賃の値下げを
決断しなければいけない場面に
遭遇しますね。
例えば、
月額5,000円家賃を
値下げしたとしましょう。
年間で
60,000円の値下げになります。
仲介業者から
家賃値下げ交渉があったときは
年間での
値下げ額を考えて
決断されている事が
多いと思います。
年間で
6万円位の値引きなら
仕方ないか・・・
こんな経験ございませんか?
しかし
ここからが、大切・・・
その物件周辺で取引される
収益物件の
利回りが8%だったとします。
5,000円値下げ
したことによる
市場価値の
影響を計算すると、
60,000円÷8%=75万円
5,000円値下げした瞬間に
75万円分の
物件の市場価値を
下落させてしまった
ことになります。
これが
何部屋もあったとすると
ちょっとためらいますよね。
こんなこと言ってますが、
値下げを
反対している訳ではなく、
自分もオーナー様へ
値下げ提案や
お願いをするケースも
多いです。
こういった事を
頭に入れて検討しましょう・・
といった意味です。
この点ばかり気にして、
家賃を値下げしないで
頑張っていた結果、
ずっと決まらない
ということになってしまう事は
避けたいですので・・
値下げの件は、
オーナー様だけではなく、
我々不動産業者も
こういった事を
考慮したうえで
取り組む必要があり、
値下げ以外の方法も
考えて行動しなければ・・・
と自分に
言い聞かせている部分もあります。
そして、
決まらないから
値下げではなく、
「エアコン付けて家賃を維持」
という方法も
選択肢として持っておくと
最終的には
そちらの方が
良かったといった場合もありますね。
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