不動産投資の分析を行うとき
「割引き」
という言葉がよく出てきます。
「割引いて計算すると」
「割戻しすると」
これって、
慣れていないと
良くわからないですよね。
自分も、
最初に聞いたときは、
分かったようで、
分からない・・・
とても曖昧に
とらえていました。
そこで、
「割引き」とは
「複利の逆」
といった感じで
覚えた記憶があります。
複利とは、
現在のお金の
将来価値を出すことです。
この場合、
時間とともに金利が増えます。
そして、
お金が累積する率が
「金利」ということになります。
では、
割引きとはどういうことか、
複利の逆で、
将来のお金の
現在価値を計算することになります。
以前のコラムでも
このことについて書きましたが、
不動産の投資分析は、
お金の時間的価値(TVM)
を考慮する必要があります。
TVM(タイム・バリュー・オブ・マネー)
今日の100万円と
将来の100万円では
価値が違います。
どちらが高いのか?
今日の100万円のほうが
価値が高いです。
理由は?
1.お金は複利で運用することができる
2.将来に行くほど、不確定要素が大きくなる
ということは・・・
将来の価値を
今の価値で表すとしたら、
今の価値のほうが
高いわけですから、
割り戻しの計算を
することになります。
将来になればなるほど、
低くなります。
投資分析で使う、
内部収益率(IRR)も
何%の割引にすると、
投資期間中の
キャッシュフローが
今の価値と等しくなるのか?
といった具合で、
割引の考え方に基づいています。
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