賃貸住宅の空室率には、
いくつかの考え方がありまして・・・
今回は、これをまとめてみようと思います。
先にお知らせしておきます。
完全に自分の備忘録になりそうな感じ(^-^;
まずは、空室率とは?
「賃貸経営運営中に出た空室の割合」を意味します。
1.時点ベースの空室率
空室戸数÷総戸数×100
計算時点での空室戸数の割合を
表していて、最も一般的な考え方。
総務省の土地統計調査でも
使われている法です。
20室のアパートで4室空室があれば、
4室÷20室×100=20%
空室率20%となります。
この方法は、分かりやすいですが、
ある時点での空室率となる為、
調査する時期により数値の変化が
起こりやすいといった欠点もあります。
2-1.稼働ベースでの空室率①
各部屋の空室期間合計÷(総戸数×稼働期間)×100
上(1)の考え方を
もう少し細かくした方法です。
例えば、上記の4室の空室期間が
2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月、8ヶ月
だったとすると、
空室期間の合計は18ヶ月間
これを計算式にあてはまると
18ヶ月÷(20室×12ヶ月)×100
空室率7.5%となります
これは、賃貸物件の記録が
しっかりと残されている場合に
計算できます。
****************
上記2つの計算結果が大きく違いますね。
考え方によって数字が変わってきます。
そして、どちらがより現地的か?
賃貸経営の分析を行う場合は
2-1の方法をお勧めします。
****************
では、
賃貸物件の記録が
しっかりと残されていない場合、
各部屋がどのくらい空室期間だったか?
分からない場合は・・・
ここから先は、推測の部分も多いですが
ちゃんとした考え方の計算式はあります。
****************
2-2.稼働ベースでの空室率②
1-平均居住期間÷(平均居住期間+平均空室期間)
「平均居住期間」と「空室期間」を
推測して求める方法です
そのためには、
まず「解約率」を求めます。
解約率=1年間の解約戸数÷総戸数
1年間で、
20室のうち4室解約があったとすると
4室÷20室=解約率20%となります。
次は、「平均空室期間」
平均空室期間=決まった部屋の空室期間合計÷決まった部屋数
上記②-1の例の場合・・・
4室の空室期間が
2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月、8ヶ月
よって、空室期間の合計は18ヶ月
18ヶ月÷4室=4.5ヶ月
平均空室期間4.5ヶ月
次は、「平均居住期間」
平均居住期間(解約の周期)=1÷解約率
1÷20%=5
平均居住期間5年間
これは、5年毎に1室解約という意味になります
以上を計算式にあてはめると、
1-平均居住期間÷(平均居住期間+平均空室期間)
1-[5年間÷(5年間+4.5ヶ月)]
1-[60ヶ月÷(60ヶ月+4.5ヶ月)]
1-0.93=7%
空室率7%という結果となります。
****************
検討する地域での
平均居住期間や解約率、空室期間は
おおよその判断になってしまうのが現実。
ネットでの物件掲載日数などが
役に立ちそうです。
****************
最後に、賃料ベースで考えてみます。
3.賃料ベースでの空室率
フリーレントなど、
契約期間中の賃料が
一定ではない場合の
考え方のひとつです。
(予定賃料-実収入)÷予定賃料×100
実際の賃料は100万円だけど
フリーレントで15万円分
サービスした場合、
(100万円-85万円)÷100万円×100
=15%
空室率15%となります。
****************
我々業者は、
いろんなデータを見ながら、
そして、実際の現場と照らし合わせて
これらの判断をしています。
ちなみに、空室率が分かれば入居率も分かります♪
浜松市内の不動産のご相談は
丸浜不動産へ
いくつかの考え方がありまして・・・
今回は、これをまとめてみようと思います。
先にお知らせしておきます。
完全に自分の備忘録になりそうな感じ(^-^;
まずは、空室率とは?
「賃貸経営運営中に出た空室の割合」を意味します。
1.時点ベースの空室率
空室戸数÷総戸数×100
計算時点での空室戸数の割合を
表していて、最も一般的な考え方。
総務省の土地統計調査でも
使われている法です。
20室のアパートで4室空室があれば、
4室÷20室×100=20%
空室率20%となります。
この方法は、分かりやすいですが、
ある時点での空室率となる為、
調査する時期により数値の変化が
起こりやすいといった欠点もあります。
2-1.稼働ベースでの空室率①
各部屋の空室期間合計÷(総戸数×稼働期間)×100
上(1)の考え方を
もう少し細かくした方法です。
例えば、上記の4室の空室期間が
2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月、8ヶ月
だったとすると、
空室期間の合計は18ヶ月間
これを計算式にあてはまると
18ヶ月÷(20室×12ヶ月)×100
空室率7.5%となります
これは、賃貸物件の記録が
しっかりと残されている場合に
計算できます。
****************
上記2つの計算結果が大きく違いますね。
考え方によって数字が変わってきます。
そして、どちらがより現地的か?
賃貸経営の分析を行う場合は
2-1の方法をお勧めします。
****************
では、
賃貸物件の記録が
しっかりと残されていない場合、
各部屋がどのくらい空室期間だったか?
分からない場合は・・・
ここから先は、推測の部分も多いですが
ちゃんとした考え方の計算式はあります。
****************
2-2.稼働ベースでの空室率②
1-平均居住期間÷(平均居住期間+平均空室期間)
「平均居住期間」と「空室期間」を
推測して求める方法です
そのためには、
まず「解約率」を求めます。
解約率=1年間の解約戸数÷総戸数
1年間で、
20室のうち4室解約があったとすると
4室÷20室=解約率20%となります。
次は、「平均空室期間」
平均空室期間=決まった部屋の空室期間合計÷決まった部屋数
上記②-1の例の場合・・・
4室の空室期間が
2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月、8ヶ月
よって、空室期間の合計は18ヶ月
18ヶ月÷4室=4.5ヶ月
平均空室期間4.5ヶ月
次は、「平均居住期間」
平均居住期間(解約の周期)=1÷解約率
1÷20%=5
平均居住期間5年間
これは、5年毎に1室解約という意味になります
以上を計算式にあてはめると、
1-平均居住期間÷(平均居住期間+平均空室期間)
1-[5年間÷(5年間+4.5ヶ月)]
1-[60ヶ月÷(60ヶ月+4.5ヶ月)]
1-0.93=7%
空室率7%という結果となります。
****************
検討する地域での
平均居住期間や解約率、空室期間は
おおよその判断になってしまうのが現実。
ネットでの物件掲載日数などが
役に立ちそうです。
****************
最後に、賃料ベースで考えてみます。
3.賃料ベースでの空室率
フリーレントなど、
契約期間中の賃料が
一定ではない場合の
考え方のひとつです。
(予定賃料-実収入)÷予定賃料×100
実際の賃料は100万円だけど
フリーレントで15万円分
サービスした場合、
(100万円-85万円)÷100万円×100
=15%
空室率15%となります。
****************
我々業者は、
いろんなデータを見ながら、
そして、実際の現場と照らし合わせて
これらの判断をしています。
ちなみに、空室率が分かれば入居率も分かります♪
浜松市内の不動産のご相談は
丸浜不動産へ
静岡県知事(5)第11221号
売買・賃貸・管理・仲介・コンサルティング
担当:高山幸也(タカヤマ ユキヤ)