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相続の開始と登場人物

 



相続は人の「死亡」によって開始します。

そして、相続税の申告は、

被相続人(死亡した人)の住所地に申告をします。


まず、ここで

「被相続人」と「相続人」を整理しておきましょう。

 

●「被相続人」

  亡くなった人(相続される人)



●「相続人」

  財産を相続する立場にいる人

 


例えば、父、母、子3人家族(父・母・子)で

父親が亡くなった場合をみてみましょう。



亡くなった父親は「被相続人」

残された家族の

母親と子供3人は「相続人」

ということになります。

 

「被」というのが引っ掛かりますね。

 

「被」という言葉には

「~される」という意味があるそうです。


つまり、被相続人は、

相続される人という意味になり

亡くなった人を表しています。

 

話を戻します。


相続は人の「死亡」によって開始し、

被相続人(死亡した人)の住所地に申告をします。


死亡には失踪宣告や認定死亡も含まれます。


亡くなった人、

いわゆる自分の財産や権利などを

相続される人を被相続人といい、


被相続人の財産上の地位を

承継する人を「相続人」といいます。

 

相続人は、

相続財産を受け取ることもできるし

受け取らないこともできます。


 

<備考>

相続人となり得る一般的な資格を「相続能力」といいます。

法人は相続能力を持ちませんが

胎児は相続能力を持ちます。






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