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パリの街並み問題から街づくりを考える


パリにも景観問題があった

昨年より身近な人達がパリ旅行をしていることもあり、最近は、パリという文字に敏感になってます(行ったこともありませんが・・・)

そんな中、パリに高層ビル計画があり、賛否両論となっていることを知り、高さ180mの高層ビル『トライアングルタワー』の完成予想図を見ました。

ガラス張りの三角形で存在感の強い建物。論争は、『パリの新たな魅力』VS『景観を損なう』とのことで、建築物の高さ制限で美しい街並みを保ってきたパリ市民の世論は6~7割の人が反対しているようです。

さらに、ユネスコまで『パリは低層のまま保存された世界でもまれに見る都市』として
反対の立場を表明してます。はたして結末はどうなるのか・・・?


行政も一体となった町並み作り

このニュースを見て思った事は、行政が建物の高さを規制したことにより、低層な街並みが保存されたことと、パリ市民が、低層で保存された街並みを守ってきたと自負していること。行政と市民が共通の理解を持って、街並みづくり(都市計画)を行なった結果と思います。

小規模な集合体が大事

きっと個々の建物が自由に造られていたら、パリのオシャレな街角は存在しなかったのではとおもいます。パリの人たちは、周りの建物との調和を保ちながら個性ある物をつくってきたのでしょう。こんな事を思いながら、今後の不動産活用のご提案には、個だけで無く、周辺も含めて小さな街並みをつくる思いで取り組むことが必要だと感じました。

そして、その小さな街並みの集合体が地域のイメージやブランドをつくっていくのだと思います。やはり、テーマは小規模の集合体です。

ちなみに、あのエッフェル塔も、建築当時は景観破壊を理由に反対意見があったそうです。こちらが、問題となっているトライアングルタワーの景観予想図。


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